コラム「フードの表示を左から読む」

表示を左から読む、という部分に着目しましょう。特定のメーカーについて言及することは避けるため、画像の提示はありません。いざフードを買おうと思った時に、店頭に並べられている数多くのフードを見て、「何を買えばいいのかな?」と迷うこともあります。そこで私たちは、フードの前面に書いてある文言を参考にして買いがちです。

 

「国産」「ビーフ」「犬種別」「獣医師が推薦」といった、購買意欲をくすぐるキャッチコピーが並んでいます。もちろん、気になったフードを手に取って構いません。でもその後で、「必ず」原材料の表示を見ていただきたいのです。国産表示については別のコラムに書きます。ここでは、原材料表示の順番について書きます。

 

今回のポイントはひとつ。「内容量の多い原材料から順番に記載されている」ということです。

 

表面のパッケージには「ビーフ」とか「まぐろ」とか書いているのに、裏面の原材料表示を見てみると、一番左が「とうもろこし」だったり「穀類」だったりする場合があります。さらに「ビーフエキス」とか「チキンミール」とか「肉類(ビーフ)」とか「ミートミール」とかいう、ミールや類といった表現が見られます。はっきりと「ビーフ」「ラム」などと言い切っていないところは少し考えてしまいます。

 

スーパーで食料品を買う時に、パックの裏を読んでいる人も多くいます。フードも同じです。裏を見てみましょう。